「新しいスニーカーを買ったのに、履いてみたら ‘なんかきつい…’ そんな経験はありませんか?
最初は足にフィットしづらく、 ‘サイズを間違えたかも…’ と不安になることも。
でも実は、新しいスニーカーが最初にきつく感じるのはよくあることなんです。
では、どうすれば快適に履けるようになるのでしょうか?
本記事では、スニーカーを早く馴染ませる方法や、サイズ選びのポイントを分かりやすく解説します!
スニーカーは伸びるの?
結論から言うと、スニーカーは多少伸びるが、素材次第!
✔ キャンバス・レザーは履いているうちに馴染むが、合成皮革やゴムはほとんど伸びない。
✔ ストレッチャーや厚手の靴下で少し伸ばすことはできるが、限界がある。
✔ 伸びない場合は、インソール調整や返品・交換も視野に入れる。
スニーカーのサイズが合わないと、足の痛みや疲れにつながることもあるので、無理に履き続けるのはNG!
スニーカーの素材別の伸びやすさ
スニーカーの伸びやすさは、使われている素材によって変わります。
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合成繊維(メッシュ素材) → やや伸びる
- ランニングシューズやスポーツシューズによく使われる。
- 足の動きに合わせて若干伸縮するが、劇的には変わらない。
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キャンバス(布製) → 履いているうちに少し伸びる
- コンバースやVANSなどによく使われる。
- 長く履くと柔らかくなり、足の形に馴染んでくる。
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レザー(本革) → 伸びる(馴染む)
- ナイキやアディダスの高級モデルに使われることが多い。
- 革製品は履いているうちに徐々に伸び、足にフィットする。
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合成皮革(PUレザー) → ほとんど伸びない
- 安価なスニーカーに多い素材。
- 天然皮革のように伸びることはほぼなく、無理に広げるとひび割れの原因になる。
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ゴムやプラスチック系の素材 → 伸びない
- 一部のスニーカーの補強部分に使われることが多い。
- 形状が変化しにくく、無理に広げると破損することがある。
スニーカーを早く馴染ませる方法
サイズが間違っていなければ、履き続けることで馴染むことが多い ので、あまり心配しなくてもOK!
「もう少しゆるくしたい…」という場合、以下の方法でスニーカーを馴染ませることができます。
✅ 履きながら伸ばす方法
- 厚手の靴下を履いて、家の中でしばらく歩く。
- 何度か履くうちに、少しずつ足の形に馴染んでくる。
✅ シューキーパー・ストレッチャーを使う
- 革製のスニーカーなら、シューキーパーで少し広げると馴染みやすくなる。
- スニーカーストレッチャー(靴を広げる専用アイテム)を使うのも効果的。
✅ ドライヤーで温める(自己責任)
- スニーカーの狭い部分にドライヤーを当て、温めながら履くと少し柔らかくなる。
- ただし、合成皮革やプラスチック部分が変形する可能性があるため注意。
✅ 靴屋でストレッチ加工を依頼する
- どうしてもきつい場合は、専門の靴修理店で伸ばしてもらうこともできる。
伸びない場合はどうする?
スニーカーが全く伸びず、どうしてもきつい場合は以下の対処を検討しましょう。
🔹 インソールを薄いものに交換する
→ インソールを変えるだけで、履き心地が大きく変わることも。
🔹 靴紐の結び方を工夫する
→ 甲の部分を少し緩めるだけでフィット感が改善することもある。
🔹 最終手段:返品・交換する
→ 購入から日が浅く、使用感がなければ、交換・返品を検討するのもアリ。
そもそもサイズが間違ってないかチェック!
「馴染む」までにかかる時間は、
おおよそ1週間から1ヶ月です。
1ヶ月はいてみてやっぱり交換しよう、というのはさすがに厳しいですよね。
次にあげる項目をチェックしてみて下さい。
「ちょうどいいフィット感」と「きつすぎる」の違い
- ちょうどいいフィット感 → 適度にフィットしつつも、指先に余裕があり、歩いても違和感がない。
- きつすぎる靴 → 圧迫感が強く、指先が動かせず、歩くと痛みを感じる。
スニーカーは履き慣れると馴染んできますが、最初から「きつすぎる」と感じる場合はサイズを見直す のが正解!
快適に履けるスニーカーを選びましょう。
それぞれの特徴をあげてみました。参考にしてください!
ちょうどいいフィット感の特徴
✅ 足全体がしっかりホールドされているが、圧迫感はない
- つま先、甲、かかとが適度に包み込まれる感覚がある。
- 歩いたり走ったりしても、足が靴の中でズレすぎず、締め付けも感じない。
✅ 指先に少し余裕がある(0.5~1cm程度)
- つま先と靴の先端の間に 指1本(5~10mm程度) の隙間があると理想的。
- つま先が完全に靴に当たる場合は「きつい」可能性がある。
✅ 甲のフィット感が自然で、靴紐で微調整が可能
- 甲部分が圧迫されすぎず、靴紐を少し緩めたり締めたりすることでフィット感を調整できる。
✅ かかとがしっかりフィットし、浮きすぎない
- かかと部分がしっかりフィットしていて、歩行時にパカパカ浮かない。
- ただし、靴擦れを起こすほどの圧迫感がある場合は「きつい」可能性がある。
✅ 履いた瞬間はややタイトでも、歩くと違和感がない
- 新しいスニーカーは少しタイトに感じることが多いが、歩いたときに違和感なく動ければOK。
ブランドごとのサイズ感の違い
ナイキ・アディダス・ニューバランスなど
ナイキのスニーカーは細身のデザインが多く、普段のサイズより0.5cm大きめが推奨されることがあります。
アディダスは比較的標準的なサイズ感、ニューバランスは幅広のモデルも多く、日本人の足にフィットしやすい傾向があります。
きつすぎるスニーカーの特徴
🚨 足のどこかが痛い、締め付けられる感じがする
- 履いた瞬間から 親指・小指・甲・かかとなど、どこかが圧迫されて痛みを感じる 場合はNG。
- 特に 指先が曲がるほどきつい場合や、足の側面に強い圧力を感じる場合はアウト。
🚨 つま先に全く余裕がない
- 靴の先端に足の指がピッタリついている状態だと、歩行時につま先が圧迫され、爪が痛くなることも。
🚨 甲が圧迫されて血流が悪くなる感じがする
- 甲が極端にきついと、足の血流が悪くなり、しびれや違和感を感じることがある。
- 靴紐を緩めても改善しない場合は、サイズが合っていない可能性大。
🚨 かかとが痛い、靴擦れがすぐにできる
- かかと部分が極端にタイトだと、靴擦れを起こしやすい。
- 多少のフィット感は必要だが、歩くたびに擦れるようなら要注意。
🚨 歩くと違和感があり、無理して履いている感じがする
- 歩行時に「ちょっと我慢すれば大丈夫かな?」と感じるなら、それは きつすぎる可能性が高い。
- 足が痛くなる靴は、長時間履くと健康にも悪影響を及ぼす。
きつすぎると判断したときは、迷わず返品をおすすめします。
ちょうどいいフィット感かどうかチェックする方法
🔸 試着する時間帯に注意する
- 足は夕方にむくみやすいので、試着は午後~夕方にするのがおすすめ。
🔸 試着するときは普段履く靴下を履く
- 厚手の靴下を履くか、薄手の靴下かでフィット感が変わるので、実際に履く予定の靴下を着用するのがベスト。
🔸 靴を履いたまま、つま先を動かしてみる
- つま先が軽く動かせるかチェック。動かせないならきつすぎる可能性がある。
🔸 店内でしっかり歩いてみる
- できれば試着時に 店内を歩き回り、違和感がないか確認。
🔸 つま先を上げたり、しゃがんでみる
- しゃがんだときに甲が圧迫されすぎないかもチェックポイント。
きつすぎる…そんな時の対処法
多くのブランドやショップでは、未使用の状態であればサイズ交換や返品が可能です。
購入前に返品ポリシーを確認することも大切ですね。
Q 革靴と違い、スニーカーはどこまで伸びるのか?
スニーカーは本革製であれば多少の伸びが期待できますが、合成素材は伸縮性が少ないため伸びにくいです。 無理に履き続けず、サイズ調整を検討しましょう。
Q きついまま履き続けるとどうなる?
サイズの合わないスニーカーを履き続けると、外反母趾や巻き爪、血行不良の原因になります。 特に、足の甲や指先が痛む場合は無理をせず、適切な対処を行いましょう。
まとめ
結論:スニーカーは履くほどに馴染むが、無理なフィット感はNG!
- 新しいスニーカーは 最初にきつく感じることが多いが、履いていくうちにフィットしてくる。
- ただし、痛みを感じるほどの圧迫感がある場合は、サイズが合っていない可能性が高い ので注意!
- 「履き慣れる」のと「無理して履く」のは違う ので、自分の足に合ったスニーカーを選びましょう!
追記:そもそも、靴がなじむってただ素材が伸びてるだけ?
と思っていましたが、ちゃんとメカニズムがあるんですよね。
長くなっちゃいますが、読みたい方は、ぜひどうぞ。
スニーカーが馴染む仕組み
スニーカーは履き始めの状態から 足の形に合わせて変化 しすることが、馴染むの正体ですね。
フィット感というやつです。
その理由は、大きく分けて
①インソールの沈み込み
②アッパーの伸び
③縫い目の広がり
という3つの要素によります。
① インソールの沈み込み(足圧による変化)
「体重がかかることで、インソールが凹んで甲の圧迫が楽になる」
✅ スニーカーのインソールは、クッション性を持つフォーム素材(EVA、ポリウレタンなど)が多く、最初は弾力が強いですが、繰り返し圧力がかかることで少しずつ沈み込む ようになります。
✅ これにより、甲の部分の圧迫が緩和され、履き心地が良くなってくるのです。
② アッパーの伸び(素材によるフィット感の変化)
「アッパーも伸びるし、縫い目が広がることで全体的に大きくなる」
✅ 特に キャンバスやレザーのスニーカーは、履くほどに素材が柔らかくなり、伸びる 傾向があります。
✅ また、縫い目の部分も少しずつ広がることで、足にフィットしやすくなります。
🛑 ただし、合成皮革やメッシュ素材は、伸びにくい ため、この変化は限定的です。
③ 親指・小指部分の張り出し(スニーカーの形状変化)
「一番わかるのは、親指や小指の横のアッパーがミッドソールより張り出してくること」
✅ 足の横幅に圧力がかかることで、アッパーの素材が外側へ少しずつ膨らむ ようになります。
✅ これにより、履き始めの窮屈さが減り、足に馴染んだ感覚が出てきます。
特に、幅広の足の人がスニーカーを履くと、数日〜数週間でこの変化を感じやすいです。
結論:
「スニーカーが馴染む」とは、
足の形に合わせて変形すること!
✔ インソールが沈む → 甲の圧迫が減る
✔ アッパーが伸びる&縫い目が広がる → 履き心地が柔らかくなる
✔ 親指・小指部分が張り出す → 足の形にフィットする
この3つの変化が合わさることで、「履き始めはきつかったのに、だんだん快適になった」と感じるわけですね!😊
まさに、スニーカーが 「足に馴染む」=「足の形に合わせて変形する」 ということですね!